設計サービス

スタンダードセルライブラリのキャラクタライズ。

ライブラリキャラクタライズは、セルの回路とレイアウトを、論理合成、配置配線、スタティックタイミング解析で使うモデルに変換します。当社は超低電圧ライブラリを含むキャラクタライズと再キャラクタライズのサービスを提供します。

サービス
ライブラリキャラクタライズ、再キャラクタライズ、カスタムセルのキャラクタライズ
モデル
Liberty形式のタイミング、電力、ノイズのモデル:NLDMまたはCCS。サインオフで必要な場合はLVFばらつきデータも
成果物
Liberty、LEF、Verilogなどのライブラリビューと、モデルをSPICEと比較した品質レポート
当社の実績
16 nm FinFETのセルライブラリを超低電圧向けに再キャラクタライズ。0.30 Vから0.48 Vまでの54コーナー

提供内容

セルから、サインオフに使えるライブラリまで。

  1. ライブラリキャラクタライズ

    カスタムセルと新規セルの、タイミング、電力、ノイズ、制約のモデル。設定をファウンドリのセルに合わせるため、両者をあわせてサインオフできます。

  2. 再キャラクタライズ

    ファウンドリのライブラリから、お客様の電圧とコーナーでモデルを再抽出し、設計が実際に動作する条件をカバーします。

  3. 超低電圧ライブラリ

    超低電圧設計向けのライブラリです。低電圧でのタイミング、電力、ノイズモデルの精度を重視します。

  4. カスタムセル

    用途に合わせて設計したフリップフロップ、ラッチ、加算器を、同じフローでキャラクタライズします。

  5. 回路シミュレーションによる校正

    ダイナミックセルや高い精度が必要なセルについて、詳細な回路シミュレーションでLiberty内のタイミング値と電力値を校正します。

  6. 品質チェック

    モデルとSPICEの比較、ライブラリファイルの整合性チェック、品質レポート。

ライブラリキャラクタライズのフロー

セルリストから納品までの六つのステップ。

  1. 要件

    セルリスト、コーナー、電圧範囲、モデルの種類、精度の目標。

  2. セットアップ

    SPICEモデルと抽出済みネットリスト、および入力遷移、出力負荷、制約のインデックス。

  3. シミュレーションと抽出

    各コーナーでシミュレーションを行い、タイミング、電力、ノイズ、制約を抽出します。

  4. 校正

    主要なセルの詳細な回路シミュレーションと、モデルの校正。

  5. 品質チェック

    モデルとSPICEの比較と、ライブラリファイルの整合性チェック。

  6. 納品

    ライブラリビューと品質レポート。シリコン取得後は、測定結果に合わせてマージンを校正できます。

ライブラリキャラクタライズの用語

ライブラリキャラクタライズ
スタンダードセルライブラリのキャラクタライズの略称です。各セルをプロセス、電圧、温度の条件にわたってシミュレーションし、タイミング、電力、ノイズのモデルを抽出します。
再キャラクタライズ
新しい電圧、コーナー、モデルに合わせて、ファウンドリのライブラリからモデルを再抽出します。たとえば、ライブラリを超低電圧まで拡張する場合です。
コーナー(PVT)
プロセス、電圧、温度の組み合わせです。ライブラリには、サインオフで使うすべての組み合わせのモデルが必要です。
Liberty(.lib)
論理合成、配置配線、スタティックタイミング解析が読み込む標準ライブラリ形式です。
NLDMとCCS
二種類のタイミング・電力モデルです。NLDMは遅延と遷移を表に記録します。CCSは電流源の波形をモデル化するもので、先端プロセスと低電圧により適しています。
LVF
Liberty Variation Format。プロセスばらつきによる遅延の統計をライブラリに加え、ばらつきを含むスタティックタイミング解析を可能にします。

ライブラリキャラクタライズに関するご質問

キャラクタライズと再キャラクタライズの違いは何ですか?

キャラクタライズはセルのネットリストから始めて完全なモデルを抽出します。再キャラクタライズは、新しい電圧、コーナー、モデルに合わせて、既存のライブラリからモデルを再抽出します。

カスタムセルをファウンドリのセルとあわせてサインオフできますか?

はい。カスタムセルはファウンドリのセルと同じキャラクタライズ設定を使い、同じフローでサインオフします。

カスタムセルはデジタルバックエンドフローにどのように組み込みますか?

方法は二つあります。カスタム部分をブロックとしてハード化するか、配置スクリプトでカスタムセルを固定し、残りを自動フローに任せます。

超低電圧でモデルの精度をどのように保ちますか?

低電圧での精度は、詳細な回路シミュレーションに支えられています。シミュレーションとライブラリを比較し、必要に応じてシミュレーション値をライブラリに書き込み、シリコンの測定結果に合わせてマージンを校正します。

どのファイルを納品しますか?

Liberty、LEF、Verilogなどのライブラリビューと、品質レポートです。キャラクタライズのスクリプトなどのファイルは、プロジェクトごとに、ファウンドリとの契約のもとで取り決めます。

ライブラリキャラクタライズや再キャラクタライズが必要ですか?

プロセス、セル数、電圧範囲、コーナーをお知らせください。折り返しご連絡します。