設計サービス

手動配置配線。

繰り返し構造を持つ演算ブロックについて、スクリプトと手作業で配置し、カスタムクロックツリーを設計し、サブブロックをアバットして、その結果を標準のデジタルバックエンドフローと統合します。

対象範囲
手動配置、クリティカル配線、カスタムクロックツリー、アバットメント
適した対象
パイプライン化されたデータパスと、繰り返し構造を持つ演算ブロック
統合
ブロックとしてハード化、または配置スクリプトでカスタムセルを固定
当社の実績
16 nm FinFETで手動配置した演算コア。サブブロックをアバットし、テープアウト時の配置使用率は95%

手動配置配線の役割

最も重要な箇所に、最も規則的なレイアウトを。

  1. 手動配置

    データフローの順にセルを配置して配線を短くし、セットアップパスとホールドパスのバランスをとります。繰り返しレイアウトにより、ブロック内のプロセスばらつきもより均一になります。

  2. カスタムセルの高さ

    クリティカルパスに高さの異なるカスタムセルを用い、タイミングと電力を深く最適化します。

  3. アバットメント

    サブブロックをバウンダリーセルなしでアバットし、配置使用率を高めて面積を削減します。

  4. カスタムクロックツリー

    パイプライン構造向けにクロック分配を設計し、スキューと電力を制御します。

  5. 電源供給とIRドロップ

    電源ネットワークを配置とあわせて設計し、スタティックおよびダイナミックIRドロップを解析します。

  6. 自動フローとの統合

    カスタム部分をブロックとしてハード化するか、配置スクリプトでそのセルを固定し、他のロジックは自動フローに任せます。

配置配線のフロー

フロアプランからサインオフまでの六つのステップ。

  1. フロアプラン

    階層、ブロックサイズ、アバットメント、電源構造。

  2. 手動配置

    スクリプトでセルをビットスライスごとに配置し、クリティカルパスについて反復します。

  3. クロックツリー

    スキューと電力のバランスをとるようにクロック分配を設計します。

  4. 配線

    クリティカルな信号はルールに沿って配線し、残りはツールで完了します。

  5. 抽出とタイミング

    寄生抽出、レイアウト後シミュレーション、スタティックタイミング解析。

  6. サインオフ

    各コーナーにわたるタイミング、IRドロップ、物理ルール。

手動配置配線に関するご質問

自動配置配線とはどう違いますか?

自動配置配線ではツールがセルの位置と配線を決めるため、制御ロジックやインターフェースに適しています。手動配置配線ではエンジニアがスクリプトで主要ブロックの配置を決めるため、規則的な繰り返しデータパスに適しています。

自動フローと組み合わせられますか?

はい。カスタム部分を、タイミングモデルと物理モデルをトップレベルに提供するブロックとしてハード化できます。または、配置スクリプトでカスタムセルを固定する方法もあり、自動フローとの完全な互換性を保てます。

タイミング、電力、IR、ECOの問題はどのように扱いますか?

自動フローと同じ方法で扱います。フルカスタム設計の要点は、アーキテクチャ、ネットリスト、セル、配置を一体として扱うことです。

手動配置配線に適したブロックはどれですか?

ビット幅が規則的で、スイッチング率の高い、パイプライン化されたブロックです。ブロックが大きく繰り返しが多いほど、効果は大きくなります。

手動で配置する価値のあるブロックをお持ちですか?

構造、目標プロセス、エネルギーと面積の内訳をお送りください。折り返しご連絡します。